等値線の特徴

等値線の特徴

 等値線といえば、等高線や等深線のような地形を表現するものや、等温線や等雨量線といった気候に関するものがよく知られています。最近は環境問題への関心が高まっていることから、新たに地盤沈下量や大気汚染の程度を測定して、等値線が作成されることもあります。等値線は当然ながら線記号なのですが、地点を結ぶという性質上、「地点」の統計量と、「地域」の統計量とが読み取れます。前者であれば定量的点データと解釈できますし、後者であれば定量的面データと理解できます。ただ後者の場合、面倒な配慮が必要になります。というのも、各データが、当該面の面積に相応するものでなければならないからです。等値線が作る面は、全て面積が異なっています。ですから面積比を無視してデータを取り扱っても意味がありません。
 等値線図を作成する際、点データを線データに転換することになります。いわゆる内挿法がそれに当たり、地点間のデータの傾斜を推定するのです。推定は多くのデータ分布から導き出される、直線的な変化率を前提とします。ですから多くは単純な比例配分によって決定することになります。但し、内挿法に狂いが生じることもあります。ドットの並びが直線から遠ざかり、格子状に位置してしまう状況がそれです。どの点同士を結ぶのかは、補足的データに頼って行う他ありません。しかし場合によっては、そのようなデータの入手が困難なこともあるでしょう。その場合、対角線の交点の値が基準になり得ます。
 定量的面データとして等値線を読み取る時、面の代表点は分布状況次第だということになります。分布が均一と想定できるならば問題ありませんが、不均等なのであれば、やはり補足データを利用するしかありません。分布の重心は色々な方法で算出できるので、興味のある人は統計学を学べばよいでしょう。

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